仕事ハッケン伝 福田充徳×京都老舗料亭

http://matome.naver.jp/odai/2138023297746000401

インターネットのニュースで「仕事ハッケン伝がすごい!」というのを見て、お義母さんにお願いしてビデオを取ってもらった。(正確にはブルーレイ・ディスクを送ってもらった)

料理大好きなお笑い芸人、チュートリアルの福田さんが、憧れのハモという魚の御造りに挑戦する、というもの。ネタバレで書かせてもらうと、あらすじはこんな感じ。

目標は1週間でハモの御造りができるようになる、ということ。

まず最初は、大根のツマを切る、という練習。包丁の感覚がわからないとハモを切ることはできない、とのこと。大根を薄く切って新聞紙の上に乗せ、文字が見えるようにするのが一番最初の目標。

福田さん、それが全然できない。厚すぎたり途中で切れたり。でも、根が真面目で努力家の人のようで、一日目はとにかくずーっと大根を薄く切る練習。

福田さんを指導するのが副料理長の方。自分の仕事も忙しいのに、合間を縫って福田さんに指導する。スタジオでプロの包丁捌きを見せてくれた。かぼちゃのツマを切ってくれたのだが、ものすごく細く綺麗で、司会の中山 秀征さんも、「生のかぼちゃって甘いんですね」と言っていた。料亭のオーナーは「これが『切れ味』なんですよ」と言っていた。包丁さばきで素材に味を持たせる、ということらしい。すごすぎる。

結局3日目にやっと大根のツマをまともに切ることができて、なんとお客様に出して、ちゃんと食べてもらえた、とのこと。福田さんも感動していた。

途中で、福田さんはあることに気がつく。自分は芸能人として1週間足らずですぐにハモを切らせてもらえるが、同じ調理場にいる2年目、3年目のお弟子さんはまだまだハモさえ触らせてもらえない。そのことに違和感を感じた福田さんは、そういうお弟子さんたちの仕事を手伝って、自分に与えられた使命の重さを感じる。

また、副料理長が市場まで一緒に行ってくれて、「お客様に出す料理は、色々な人たちがベストの仕事をしてやっと自分たちのところに食材が届く。その人たちのことを考えれば、料理に手を抜くことはできない。」ということをおっしゃっていた。

さらに福田さんと同い年という料理長も、「何のために料理を作るか。それは全てにおいて食べてくださるお客様のため。そこに尽きる。自分の腕や技術のために料理をするのではない」という言葉も非常に感銘を受けた。

最終日に、なんとかハモの御造りを作ることができて、料亭のオーナーと料理長に食べたもらうことになった。
料亭のオーナーは
「福田さんのハモは、お客様に出すには程遠いレベルだが、1週間一生懸命挑戦した気持ちを感じるハモだ」とおっしゃっていた。
また料理長も、泣きながらコメントをしていたが、やっぱり福田さんが一週間頑張った努力に感動したらしい。そして初心を思い出して泣いてしまったんだとか。とても感動した。

仕事とは何か?いや、仕事だけではなく、勉強や家事とかも一緒だと思うけど・・・自分に与えられた「やるべきこと」とは何か。そしてそれに対する姿勢とか心構えとか、何かとても大切なものを教えてもらったような気がする。

こういう良い番組があったら、また録画して送ってもらおう!