7月21日(金)会社最終日

実は今日で8年半勤めた会社を退職して、転職することにした。

ここ3~4年で会社の状況は大きく変わり、僕の部署でやっていたプロジェクトもだんだん廃れていき、ここ2年ぐらいは担当プロジェクトもなく、暇な時間を毎日過ごしていた。

全然忙しくないので、おかげで子供の学校のイベントやボランティアなどはやりたい放題。時々「どんな仕事をしているんだ?」「会社は大丈夫なのか?」と心配されたり。

まぁ暇なのに給料だけはちゃんと入ってくる状況はめちゃくちゃいい!と言えばいいが、働き甲斐とか生き甲斐とかいうところでいうと、満足度はない。エンジニアとして今後のキャリアを考えると、このままでは良くない、とずーっと思っていた。

2年前から転職活動を始めるもなかなか、いいところが見つからない。

僕の実力が無くて面接に落とされたことは何回も。実力がない、というのもあるが、無職になってガムシャラに職探しをしているのと違い、とりあえずは仕事がある、という状況下で職探しをすると、勉強とかする気もあまり起きない。それが一番の原因。

また「ちょっといいかな?」と思っても、今の会社より何キロも遠くなり、通勤時間が10分以上も長くなりそうな場所とかにあると、「すみません、無理です」とか。

特に半導体業界も大きく変わってきて、僕がやっているような仕事もだんだんとアウトソーシングするようになってきて、中国やインド、ベトナムとかにも外注に出されるようになったり、設計サービス会社に依頼、というのもある。なので、設計サービス会社からの連絡は多々あったが、昔、設計サービスのベンチャーで働いていて、あまりいい思い出がないので、パス。

そんななか、今までの仕事とは少し違う会社の募集があって応募してみた。まぁ嫌なら断ればいいし。と。ここの面接が意外とうまくいき、次の日には「内定出すけど、希望の給料の額は?」とか言わる。が!面接で「やっぱり今までのキャリアパスと違うかなぁ?」と戸惑っていたので、それを正直に話す。「だったら採用マネージャーともう一度話をしてみたら?」ということで、もう一度腹を割って言いたいことを話す。そのマネージャーも僕の不安を取り除くように自分の体験談とかも話してくれて、非常に好感触。

どうせ今の会社にいても、暇な日々を送るなら、必要とされている職場で一生懸命に頑張ってみる方がいいかな?と思い、今回の結論に至った。

8年半というのは、自分が今まで働いた会社の中では一番長い。それまで自分がこの会社を辞めることなんて考えてもいなかったけど、実際に辞めると何か、あ~、辞めるのかぁ、とノスタルジックになる。

リーマンブラザーズの倒産と同時に、前回の会社からリストラされて、やっと雇ってくれた会社だったので、感謝してもしきれない。慣れるまで大変だったけど、本当にお世話になった。この会社に雇ってもらえなかったら、長男が生まれて時に無職だった可能性もあるので、本当に助かった。

2時ころ、退職面接を人事の人として、諸々の事務手続きをして終了。3時に退社した。

来週月曜日から新しい会社だ!

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