「稼ぐアイデア増産」の集中テクニック

佐藤可士和さんという、日本を代表するクリエーターの方のスケジュール管理術が特集されていて、とっても興味深かったので、備忘録。

「稼ぐアイデア増産」の集中テクニック
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130819-00010309-president-bus_all&p=1

日本ではかなり有名な人なんだろうけど、この記事を読むまで、名前も知らなかった。

1965年、東京生まれ。多摩美術大学卒。博報堂を経て200年に独立し「SAMURAI」設立。国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン&アイなどのクリエーティブディレクションを手がける。明治学院大学、多摩美術大学客員教授。著書に『佐藤可士和の超整理術』など。

この記事を読んでいて気になったのが、佐藤さんの奥様、佐藤悦子さんのこと。デザインなどメインの仕事は佐藤可士和さんが担当するが、スケジュール管理は、博報堂でも元同僚だった奥様がすべて管理する、とのこと。たとえば・・・

「月曜日は絶対にミーティングを入れない。そうすれば、デザインに集中できる日ができる」

「ミーティングとミーティングの間は必ず30分は開ける。そうすれば、予定がずれても顧客に迷惑をかけないし、気持ちの切り替えが余裕を持ってできる」

「もし私が佐藤に影響を与えたことがあるとすれば、それは休むことの大切さかもしれません。若いうちは徹夜が続いても平気ですが、そんな生活を続けていたらいずれ体調を崩すし、クリエーターとしても涸渇してしまう。そうなったらかえって仕事先に迷惑をかけてしまいます」

また2007年1月に長男が産まれたこともご夫婦の時間の使い方に変化を与えたらしい。

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「子供が生まれる前は、何かあっても夜中まで働けばカバーできた。でもそれはもう無理なので、『午後9時だけど今日は早く寝て、明日の朝3時に起きてからやろう』と、工夫するようになりました」(悦子氏)

普段の悦子氏は毎朝4時起き。子供の世話と、責任ある仕事の両立は考えただけでも大変そうだ。そう言うと、悦子氏は笑ってこう答えた。

 「『忙しそうですね』と言われると、私もまだまだだな、と思います。忙しそうに見えるのは、他人を受け入れる余裕がないということでもありますから」

 悦子氏が化粧品会社に勤務しているとき、忙しいはずの女性トップがまったくバタバタしていなかった。以来、「ゆっくりしているほうがきれい」と確信。仕事のやり方を工夫し、万一に備え余白を設けるようになった。

 効率的に時間を管理すれば、空き時間でジムに行ったり、近所の公園で早朝ウオーキングをすることもできる。可士和氏は「サムライは小さな会社です。僕や悦子が倒れるわけにいかない。ですから、運動をして、体を鍛えるのも仕事のうち。それに、メンタルにもとてもいいリフレッシュになります」と言う。
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佐藤さんに限らず、こういう成功した方々の記事を読んでいて思うのは、「何もしないでも仕事ができて、成功する人などいない」ということ。成功した人であればあるほど、その人に合った仕事の仕方とか、効率よく仕事をするためのその人なりの秘訣があって、そこにたどり着くまでに色々な失敗を繰り返し、それを実行するためにストイックなまでの徹底さ、というのがある。

僕が今まで読んできたこういう記事、そして周りにいる仕事のできる人、成功した人たちはほとんどの人が朝型で、早起きの人たちが多い。多分、どの人もたどり着くところは「朝の方が仕事がはかどる」ということなんだと思う。

こういうやり方は大いに見習いたいと思う。