5月30日(月・祝)エンジェル島に行った

今日はメモリアルデーという祝日。普段なら日本語補習校とか、サッカーとかバスケとか、色々な予定がある子供たちだが、今日は何もなかったので、サンフランシスコ湾の北側にある、エンジェル島に行った。

奥様が日本から色々な本を取り寄せてくれるので、子供たちも興味深く色々な本を読むのだが、その一つに「暗号クラブ」という本がある。作者はバークレー在住なので、アルカトラズ島とかカーメルのミッションなど、サンフランシスコ・ベイエリアに近い地域のエピソードを色々と書いている。そしてエンジェル島もいくつかあるエピソードの1つに出てきた。

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僕はそれまでエンジェル島という場所さえも知らなかったのだが、僕も自分でその本を読んで初めて知ることとなった。エンジェル島へはサンフランシスコとトゥブロンの2つの場所から船が出ている。トゥブロンの船は予約ができたのだが、サンフランシスコからの船は、ウェブサイトを見る限り、予約ができなさそうで、どうしていいかわからなかったので、今回はトゥブロンから行くことにした。

朝11時の船の予約をしたので、家を9時30分ごろ出発。10時半ぐらいに到着した。
Main St.にあるパーキングに車を停めた。ちょっとレートが高いかな、と思ったが4時半まで6時間駐車して21ドルだったので悪くはないのかな、と思う。

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11時出発の船は、10分ほど遅れて出発。12分ほどの航行でエンジェル島に到着した。まずはビジターセンターの前のピクニックエリアでお昼ご飯。家でクロワッサン・サンドを作ってきたので家族で食べる。大人はワインのミニボトルを持参した(笑)。島には小さなカフェでサンドイッチを売っているだけなので、持参して良かった、と思う。ショルダータイプの小型のクーラーバッグがちょっと重かったけど。(後で保冷剤がかなり重たかったことが判明(涙))

12時半に予約をしていた、昔の移民局へのシャトルバスが1時に時間変更した、というので30分ほど暇つぶし。このシャトルバスはウェブでも予約ができるが、前々日に予約をしようとしたので、ウェブでは申し込み不可。電話で無事に予約ができたのだが、よ~く考えたら、島に到着した時点ですぐにカフェに行ってシャトルバスの支払いをしておけば、時間変更もすぐにわかったのに、とちょっと反省。(シャトルバスは往復11ドル。片道1マイルで歩けない距離ではないが結構な坂道。片道だと7ドル。)

シャトルバスは30人ぐらい乗れるのに、僕ら4人だけ。10分ほど山道を走って、昔の移民局に到着した。この移民局は1900年代前半に使用開始され、中国や日本、韓国などアジアからの移民を、入国許可が出るまで収容した。西のエリス島とも呼ばれた。第2次大戦中は日本やドイツ、イタリアの捕虜収容所として使用された。

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移民局の建物に中には、当時のカフェテリアやベッドルームに、移民の人たちが使っていた荷物や所持品が置かれていて、当時の状況を思い浮かべることができた。中国人の移民が一番多かったらしく、中国語の説明や展示物が多かったが、日本人の記録や展示もそれなりにあった。

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当時の日本の農家では、長男しか家督を継ぐことができず、農地も何も受け継ぐことのできなかった次男以下の兄弟は、仕事を見つけるために、アメリカ、ブラジル、ハワイなどに移民していった。「たくさん稼げる」という触れ込みでやってきた外国で、厳しい労働に耐えても、あまり良いとは言えない給料で、さぞかし辛かったんだろう、と思う。

1時間ほど見た後は、またシャトルバスで船着き場まで戻り、SunsetTrailという登山道を通って、島の西側へ往復1時間ほど登山。天気が良かったのでゴールデンゲートブリッジがとても良く見えた。

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4時20分の最終のフェリーで戻って、そのまま帰宅した。
次回は早めに計画して、アルカトラズ島に行ってみたいと思う。

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