学歴について考える

会社で隣に座っているブラントは台湾人のおじさん。部署は違うが、時々話をする。台湾人らしく日本好き。「日系のレストランでおいしいところ教えて」とか「日本に旅行に行くとしたらどこがいい?」とか聞いてくる。

息子二人は大学生と高校生。僕にも子供がいるのを知っているので、時々子供の教育の話になる。「いい学区に住んで、いい高校にいかせないと、いい大学にいけないよ!」と説教する。いい学区に住んでいても、そうでなくても最終的には子供の意思とやる気じゃないかな~、と思うが、このブラント、自分の意思は曲げないし、人の言うことも聞かないで、一方的に話すので、僕はただ聞いているだけ。

「UCバークレーとかUCLAとかに行かせないと。サンノゼ州立大学とかだと後で大変だよ。」

と。おいおい、僕、サンノゼ州立大学卒ですけど。。。と言おうと思ったが面倒くさいのでやめておいた。

学歴について考える。UCバークレーの学生でも、成績優秀な人は優秀だと思うけど、全然授業についていけない人たちもいるわけで、そういう人たちは多分、サンノゼ州立大学の成績優秀な人たちより、勉強はできない、と思う。

また「学校で勉強ができる」からと言って、「仕事ができる」か、というとそういうことは決してない。

自分に与えられた仕事を、順序だてて効率よく、無駄なく進められるか、という能力は勉強とは全く関係なく、むしろ人間性とか性格によるものだったりする。先のことを予測して動く。どうしようか、ダラダラと先延ばししないで即行動する。というも仕事にとっては大切な能力だし、そんなことは学校では教えてくれるわけもない。

大企業の社長さんたちがみんな一流大学卒か、というと、そうとも限らない。

先日、「日本の富裕層に対する税金は高すぎる」とコメントしていたレコード会社のエイベックス・社長の松浦勝人さんは日大卒。倒産して米マイクロン社に買収されてしまったけど、エルピーダメモリの坂本幸雄元社長は日本体育大学卒。他にもまだまだいらっしゃると思うが、学歴がビジネスで成功するための必須事項ではない、ということだけは確かだ。

学力は大切だけど、人の心を動かすこと、人の心に響くような何かを持つこと、そのための人間性を向上させることの方がより大切なんじゃないかな、と思ったりする。。。自分も頑張らないと。。。
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