11月8日(火)大統領選挙

大統領選挙があった。僕は永住権保持者であって、アメリカ市民権は持っていないので選挙権はない。なので、ただただ傍観するのみ。


選挙前の大方の予想では、クリントン氏が優勢、と出ていたが、蓋を開けてみればトランプ氏の勝利。誰もが予想もしてなかった結果に?


シリコンバレーという土地はアメリカの中でも特異な地域なので、「アメリカhどうだった?」と言われても正確に答えることはできない。たとえば、子供達の学校でいえば、クラスの3割はインド人、3割は中国系、残りの1割は日本人、残りの3割は韓国、白人、フィリピン、ヨーロッパ系(ドイツ、フランスなど)。アジア系が圧倒的に多い。


結果が発表されてから、色々なニュースを見て思ったこと。
まず、アメリカのほとんどの地域が白人が多く、保守的で中産労働階級が多いということ。これは日本でも言えることだ。田舎の方では農家が多く、皆自民党寄りの保守志向。


アメリカの人々は常に変化を求めている。オバマ大統領の時も「黒人の大統領が何かを変えてくれる」と期待されたんだと思う。だから共和党だったブッシュ大統領から民主党のオバマ大統領になったのではないか。ここは「選挙に行っても何も変わらない」と思っている日本人とは違うな、と思う


11月13日(日)のワイドなショーで、お笑い集団「大川興業」の大川総裁が投票日の1週間前に渡米して、トランプ、クリントン両陣営の各地での講演会を見たレポートをした。彼によると、トランプ氏は講演会ではとても正当で真面目な話をしているが、時々出る過激発言だけが報道されているらしい。クリントン氏のアリゾナ州立大学での講演では実は半分も埋まっていなかったらしい。そういう話を聞くと、報道と実際の状況とは結構かけ離れているんだな、と思った。


他にもいろいろとあるが、とりあえずはトランプ氏が大統領に決定したのだから、状況を見守るしかない。できれば、アメリカと日本が両方とも良い方向に行ってくれれば、と思う。